ユーザーを意識したWEBデザインを目指す
時間をかけて作り上げたサイトは、一体何の目的で作っているのかをよく考えてみましょう。
WEBサイトを作る根底にあるのは、インターネットを利用して閲覧してくれるユーザーに役立つ情報を提供するためということです。
どんなに素晴らしい内容のサイトでも、あまりにも文字が小さすぎて読めないとか、ページの変遷があまりにも多いなどと感じられた場合は、せっかく訪れてくれたユーザーがすぐにいなくなってしまうと考えられます。
逆に、文字の大きさも丁度良くて、ページ変遷も少なくて読みやすいとかんじられる場合はユーザーに好まれるサイト構成だと言えます。
このようにユーザーが使いやすいなと感じられるサイトは、ユーザビリティが良いと言えます。
本当に「使える」のかを考える
ユーザビリティが良いサイトとは、使いやすさを追求することが大事ですが、デザイン的な問題だけでなくコンテンツの内容が使えるものなのかを考える必要があります。
どんなに見やすくて使いやすいなと感じられるサイトでも、ユーザーが求めている答えを明確に出していないようなサイトはユーザビリティが良いとは言い切れません。
むしろ、欲しかった情報を得られると思って時間をかけて読んでみたけど、結局は欲しい情報を得られなかったという場合もよくあります。
本来のユーザビリティが良いサイトとは、ユーザーが求めている答えを確実に提供することができ、ユーザーが欲しかった答えをわかりやすく伝えることが条件になります。
WEBデザインだけにこだわるだけではいけないことを覚えておきましょう。
ユーザビリティの良さをチェックしてみる
WEBデザイン担当者としては、できるだけユーザビリティの良いサイトを構築することが大きな目標になります。
そこで、実際にWEBサイトを運用してユーザビリティがどの程度なのかをチェックしてみましょう。
チェックする方法は色々ありますが、例えばアクセス解析を使用した場合について確認してみます。
アクセス解析を導入していると、ユーザーがどのようなキーワードで検索をしてサイトにやってきてくれたのかを確認できます。
サイトを閲覧してどのくらいの時間サイトを閲覧していたのかも確認できます。
もしも数秒でサイトを閉じているようなら、恐らくユーザーが求めている情報を提供していないまたは、ユーザーが求めている情報をすぐに確認できないため他のサイトを求めて立ち去ってしまったのだと判断できます。
何に原因があるのかを分析した結果、洗いなおしが必要なのがコンテンツ内容なのか、デザインの問題なのかを確認できます。
このように地道な確認を行い、検証を繰り返すことでより良いサイトへと成長させることができます。
本気でユーザビリティの良いサイトを構築するのは難しいものですが、時間をかけるほど良いサイトに仕上げることができます。